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#コラム2023.04.21

成人式に相応しい着物の選び方と知っておくべきマナー

成人式に相応しい着物の選び方と知っておくべきマナーの詳細

成人式には振袖を着たい、袴を着てみたいなど思い描いている方も多いのではないでしょうか。振袖は最も格が高く、式典などフォーマルな場で着用します。成人式は大人としての一歩を踏み出す場所です。ルールを守った着こなしを覚えて成人式に臨みましょう。ここでは、成人式に相応しい着物の選び方とマナーについて解説します。

【目次】
1.振袖は未婚の成人女性が着る正装の一種
2.袴は性別を問わず着用できるので振袖よりも汎用性が高い
3.成人式には明確な決まりはないがマナーを守ることが大切
4.今回のまとめ

振袖は未婚の成人女性が着る正装の一種
振袖は20代の未婚女性が着る最も格の高い着物です。格とは着物を着るときに相応しい場を示す定め事のこと。格の高い順から正礼装、準礼装、略礼装があります。最も格が高い正礼装は黒留袖、色留袖、振袖です。さらに振袖の中にも格があり、格上から大振袖、中振袖、小振袖があります。
大振袖は袖丈が3尺(約114cm)あり、花嫁衣装として着用します。中振袖は一般的に成人式などで着る振袖です。袖丈は2尺5寸(約95cm)あります。袴の下に着用する小振袖の袖丈は2尺(約76cm)です。
成人式や結婚式に招待されたときには中振袖を選びましょう。小振袖に袴を合わせたスタイルは主に卒業式で着用します。

袴は性別を問わず着用できるので振袖よりも汎用性が高い
袴には馬乗り袴と行燈袴などがあり馬乗り袴は男性が、行燈袴は女性が着用します。女性の袴はスカート状になっていて袴の下は短めに着付けた小振袖です。着物は足元をせまく着付け裾が開きにくくなっていますが、袴はスカートのように広がっています。着物と違い裾がはだけません。足さばきがよく動きやすいため、着物に慣れていない方でも楽に着られます。ただし袴の中には小振袖を着ているため、帯がゆるむなどの着崩れには注意が必要です。
袴には主に小振袖を合わせますが、中振袖を合わせる方もいらっしゃいます。中振袖は袖丈や身丈が長いため、袴とのバランスが難しいかもしれません。柄が大きすぎない、上の方に柄があるなどの振袖はまとまりやすくなります。身長が高めの方は中振袖と袴の組み合わせでもバランスよく着こなすことが可能です。
袴には草履かブーツを合わせます。成人式など式典には草履が好ましいですがブーツを履いても構いません。草履は足が痛くなるので苦手という方はブーツでコーディネートしてください。ただ地域などにより成人式で袴をはいている人は少ない場合があります。悪目立ちしないようにお友達に成人式の着物について聞いておくと良いでしょう。

成人式には明確な決まりはないがマナーを守ることが大切
最近の成人式ではしきたりやルールなど昔のような厳しさはありません。しかし、成人になれば最低限のマナーを守り大人の振る舞いが求められます。成人式のような式典にふさわしい着こなしが必要です。振袖は最も格が高い正礼装のため、成人式にはぴったりの着物と言えるでしょう。
また、成人式には小振袖に袴で出席したいという方もいらっしゃるかもしれません。どちらにしても個性的すぎる着こなしにならないように注意が必要です。派手なアクセサリーやきつすぎるメイクは避けてください。また、デコラティブなネイルも振袖には似合いません。刺繍や箔を傷つける恐れがあるため注意が必要です。

今回のまとめ
振袖は最も格が高い正礼装の着物です。未婚女性だけが許される振袖は着用できる時期も短いからこそ、誰よりもおしゃれに目立ちたいと思うかもしれません。最近は厳しいルールがなく、自由に振袖を楽しめるようになりました。大人としての振る舞いや最低限のマナーを守り、成人式の振袖を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【参考URL】
https://hakama-collection.jp/dress