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#コラム2025.09.08

着物の洗い方に正解はある?着物を手洗いで洗濯する手順とは

着物の洗い方に正解はある?着物を手洗いで洗濯する手順とは

着物に汗や皮脂などの汚れがついたままの状態にしておくと、着物が劣化したりシミができる原因にもなるので、こまめなお手入れが大切です。ですが、毎回クリーニングに出すのは手間も費用もかかるため、自宅でお手入れをする方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。着物は、素材によっては自宅で洗濯することができます。今回は、自宅での着物の洗い方と着物の洗濯に必要なものについて徹底的に解説していきます。どんな着物が家で洗うことができるのか、そして着物をクリーニングに出した際の相場についてもご紹介しますので、ご自宅の着物のお手入れ方法を決める参考にしてみてください。

最初に中性洗剤で色落ちしないか確認する

まずは中性洗剤の原液を着物の目立たないところに少しだけ塗布して5分ほど待ちます。洗剤を付けた部分を白い布で軽く叩き、度色移りがないかチェックしてください。色落ちが激しい場合、その着物を自宅で洗うことは難しくなるので、この時点で中断しクリーニングが出来る呉服店などに依頼するようにしましょう。

着物全体を洗う前にシミ抜きをする

着物全体を洗う前にシミ抜きを行います。シミの種類によって落とし方が変わるので、適切な方法で行いましょう。ファンデーション、日焼け止め、口紅、食べこぼしなどの油性の汚れは、クレンジングオイルで落とすことができます。汗などの水溶性の汚れは中性洗剤で落とすことができます。少量をシミにつけてタオルなどでたたきましょう。この時点で落ちないシミがついている場合は、自宅で洗濯しても汚れが残ってしまう可能性があるので、クリーニングが出来る呉服店に出すことを検討しましょう。

着物の洗い方は丁寧な押し洗いがよいが、呉服屋さんへ出すのが一番オススメ!

桶に水をはり、中性洗剤を溶かして着物を10分程度つけ置きします。水の量は着物が浸かる程度で、洗剤の量は商品に記載された分量を目安にしましょう。高温のお湯は着物の色落ちの原因になる可能性があるので、取り扱い絵表示に記載してある水温を守り、温度が高くなりすぎないよう注意してください。その後に、つけ置きした着物を押し洗いします。着物を傷める原因になるこすり洗いやもみ洗いはNGです。着物を優しく押しながら、全体の汚れをとっていきます。この時にも、少しでも着物に変化があったり、不安を感じたなら、直ちに作業を中断し、クリーニングが出来る呉服店に出すのがオススメです。

今回のまとめ

自宅での着物の洗い方と洗濯の際のチェックポイントについて解説いたしました。着物の洗い方が、想像していたよりも簡単だったという方も多いのではないでしょうか。軽い汚れがついた場合や、短い期間で何度も着物を着る機会がある方などは、自宅での洗濯に挑戦してみるのも良いですね。ただし、案外簡単なものとは言えども注意すべきポイントもいくつかありますので、自宅での洗濯を考えている方は、今回ご紹介した着物の洗い方やチェックポイントを参考にしてみてください。高価な着物に万が一のことがあってはと思われる方は、安心してクリーニングを任せられる業者を選定してクリーニングが出来る呉服店に出すようにしましょう。

【参考URL】

着物は自宅で洗えるの?洗濯手順や注意点を解説!


https://yourmystar.jp/c0_133/c1_27/articles/kimono-washing/

vol.154