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小学生の女の子が卒業式で袴を着る場合のポイント

大学の卒業式の袴スタイルに憧れている人も多いのではないでしょうか。最近は憧れの袴を小学校の卒業式で着用する女の子が増えているそうです。少し大人のお姉さんらしく、またはキュートさを残した袴姿のコーディネートをしてみてはいかがでしょうか。ここでは、小学生の女の子が素敵に袴を着るためのポイントをご紹介します。
小学生の卒業袴はサイズが合っていないと着心地が悪くなる
着物の丈は多少の調節ができますが、袴はサイズ調整ができません。そのため袴の丈はジャストサイズで準備することが必要です。小学生の卒業袴は1年〜半年前頃に準備を始めます。成長期の小学生では、準備が早すぎると袴の丈が合わなくなるかもしれません。丈が長すぎると裾を踏んでしまい危険です。準備の時期にジャストサイズで選ぶと、身長が伸びて袴が短くなってしまいます。購入の場合は丈直しができますが、レンタルの袴はお直しできません。レンタルショップによっては、サイズの変更ができるところもあるようです。しかし、サイズの変更ができない場合は、レンタルの予約段階でサイズを決めておかなければなりません。長めのサイズを予約し、卒業式が近づいたら丈を確認して草履かブーツかを決めると良いでしょう。ブーツは草履よりも若干短めの丈にすると綺麗なバランスになります。帯の位置で2〜3cmの調節が可能です。ブーツに変更したり、帯の位置や帯巾で調節したりしながらサイズを合わせてください。
華やかな印象を与える柄や色合いの、着物と卒業袴を選ぶと良い
小学生女子の卒業袴は赤やピンク、紫などの色に人気が集まっています。赤やピンクの着物に紺の袴は、キュートさと大人っぽさがある組み合わせです。明るい色の矢羽根柄と袴のレトロなコーディネートは人気があります。小柄な女の子は、パステルカラーなど明るくやさしい色を選ぶと良いでしょう。小花柄など小さめの柄が全体に描かれた着物がよく似合います。袴と着物をワントーンコーデにするとスラリとバランスよく着られます。大柄な女の子は柄が大きくボリュームたっぷりに描かれている着物がおすすめです。濃い色にモダンな柄が描かれている着物も綺麗に着こなせます。着物と袴は補色でコーディネートし、メリハリのある着こなしが素敵です。
帯や帯締めや髪飾りなどの小物を上手に使おう
袴の帯は「袴下帯」といい、袴の下で結ぶ半幅の帯です。袴から見えるのはほんの数センチですが、差し色としてアクセントになります。無地で鮮やかな色を合わせたり、少しだけ見える柄を楽しんだりさまざまなコーディネートを楽しみましょう。リバーシブルになっている帯もあるので、袴や着物の色に合わせて選んでください。上手に使って袴のコーディネートのスパイスにしてみることをおすすめします。
少し寂しい袴の後ろ姿を華やかに飾る、帯締め飾りを使うのも良いでしょう。帯締め飾りは前後どちらでも付けられます。振袖の柄や袴の色が控えめなときには帯締め飾りがおすすめです。ヘアスタイルはお持ちの髪飾りを付けるだけで華やかさがアップします。七五三で使った髪飾りや帯飾りを活用しても良いですし、お手持ちのコサージュなどを使っても素敵です。小物を上手にアレンジしてかわいらしくお祝いの装いをランクアップさせてみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
小学生の女の子の袴スタイルは、華やかで明るい未来を願いながら成長を祝う卒業式にぴったりの装いです。赤やピンクなどの着物と濃い色の袴スタイルは小学生女子に人気があります。ブーツを合わせたり、帯や帯飾りにアクセントカラーを使ったりして、思い思いのコーディネートを楽しみましょう。
【参考URL】
https://www.haregi.com/shougakusei-hakama-rental
https://www.wafukan-ichi.jp/2020/01/16/post-40980/
https://oiwai-kimono.com/junior-hakama/13_sotsuhakama_hakamatake.html
https://kyotokimono-rental.com/column_hakama/hakama-obi.html
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