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#コラム2025.10.31

袴でトイレに行きたい時はどうする?卒業袴でのトイレの行き方

袴でトイレに行きたい時はどうする?卒業袴でのトイレの行き方

慣れない和装での困りごとの一つにトイレの行き方があります。袴は卒業式で初めて着用するという方も多いのではないでしょうか。卒業式で着用する袴は行燈袴と呼ばれ、スカート状になっています。上から順にめくっていくだけなので、手順さえわかれば心配はありません。ここでは、袴着用時のトイレの行き方についてご紹介します。

卒業袴でのトイレの行き方

慣れない着物でトイレに行くのは不安に感じるかもしれません。トイレ時の着物の準備は、手順通りに丁寧に進めていくと意外と簡単です。イメージを思い描きながら順を追って覚えていきましょう。まずは両袖の袂を帯に挟み込みます。袴には小振袖か中振袖を合わせる方が少なくありません。小振袖の袖丈は2尺、中振袖で2尺5寸あります。長い袖が床などにつかないように帯に挟み込んでください。袖を着物クリップや洗濯ばさみで止めておくと安心です。次に袴を上げます。卒業式に着用する袴は行燈袴といいスカート状なので、着物と同様に裾から上に持ち上げて帯に挟んでください。着物は上前衽の裾を少し上げて下前衽の裾を持ちます。ゆっくりとまっすぐ上に持ち上げます。裾は帯に挟み込み、着物クリップなどで止めます。長襦袢も同様に上げていきましょう。いちばん下の肌着で着物や袴をくるむように上げてクリップで止めます。終わった後は逆の手順でゆっくりと一枚ずつ丁寧に下ろしてください。

卒業袴で便座に座る時に気をつけるべきこと

袖や着物の裾が床などに付かないよう、しっかりと着物クリップで止めましょう。持ち上げた着物が落ちないように、ゆっくり動くことも大切です。下着の上げ下ろしで着崩れることがありますので、和装用の下着を着用しておくことをおすすめします。
また、用を足した後は水はねを防ぐためすぐにふたを閉めます。万が一、水はねした場合はタオルハンカチなどで軽く押さえて水気を取ってください。終わったら肌着から順番に一枚ずつおろします。袖だけは止めたままにして手を洗いましょう。すべて下ろした後は裾が上がっていないか、前だけでなく後ろ姿も忘れないようチェックします。着物を一枚ずつ丁寧に上げていくことが着崩れを防ぐコツです。時間の余裕を持ってトイレへ行くようにすることをおすすめします。

持っておくと便利なトイレお助けグッズ

トイレへ行くときに持っておくと便利なグッズは、以下の通りです。

・着物クリップまたは洗濯ばさみ
・タオルハンカチ
・大判ハンカチ

トイレへ行くときのために持っておくと便利なのが、着物クリップです。着物クリップは着物を着付けるときに使用します。挟む部分にゴムが付いているため箔や刺繍などを傷めにくいです。折り重ねた生地を強力にホールドしてくれます。洗濯ばさみでも代用できますが、跡が付いたり外れやすかったりするため専用の着物クリップがおすすめです。2〜4個ほどバッグに入れておきましょう。
タオルハンカチは、水滴が着物に付いたとき水分を吸い取るようにして使います。大判のハンカチは衿元に差し込んで使ってください。トイレの際、着物を上げるときに下を向くと衿にファンデーションが付くことがあります。汚れを防止するために薄い大判ハンカチを使うと良いでしょう。

今回のまとめ

慣れない着物でトイレに行くのは、勝手が分からず不安に思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、長時間トイレに行かず我慢するのは体によくありません。トイレに行くときの手順を覚えておくと、あわてずに済みます。着物姿でのトイレは思った以上に時間がかかりますので、トイレの手順を繰り返しシミュレーションしておくと安心です。

【参考URL】
https://kimono-rentalier.jp/info/colum_hakama002
https://love.kimono-dress4u.com/hakama-toilet/#toc3

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