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#コラム2025.11.07

着慣れていない人は特に知っておきたい振袖着用時の着崩れ対策

着慣れていない人は特に知っておきたい振袖着用時の着崩れ対策

振袖を着るのが初めてという方が不安に感じるのは着崩れ対策。着慣れていない方は洋服と同じように動いてしまい、着崩れてしまうことも多いかもしれません。着崩れは、着ているときの所作だけでなく着付けが原因の場合もあります。
ここでは、着崩れしないための着付け方のコツや歩き方などの所作をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

振袖は体型に合わせて着付けをすれば着崩れしにくくなる

着物は筒型に着付けるときれいな着姿になります。筒型に着付けるためには、くびれのない寸胴体型に形作る補正が必要です。洋服は体のラインに合わせて裁断し仕立てますが、着物は曲線がなくまっすぐに縫製し仕立てます。体のくびれを補正し寸胴体型にすることで、着物の形に合わせた筒型になり着崩れしにくくなる訳です。
補正する場所は体型により異なるため、着る人の体型に合わせて補正しなければなりません。胸が大きい人は胸を押さえて潰します。胸を押さえなだらかにするためには、和装ブラジャーを使いましょう。ウエストや腰回りのくびれにはタオルや手ぬぐい、専用のパットなどを使い補正します。
肩から胸にかけてなだらかできれいなラインを作るために、手ぬぐいで補正しましょう。体型に合わせて適切に補正することで、きれいな着姿になり着崩れしにくくなります。ただし、補正をしすぎても着崩れの原因になるため注意しなければなりません。また、寸法が体型に合っていない振袖を着ると着崩れします。体型に合わせた寸法の振袖を着ることが大事です。

振袖は腰紐をしっかり締めることが大切

着崩れないようにするためには腰ひもや伊達締めをしっかり締めることが重要です。着崩れないようしっかりと締めることを心掛けるあまり、きつく結んでしまいがちになるでしょう。前できつく締めてしまうと、後ろが緩く前にはたるみができてしまい着崩れしやすくなります。
きつく締めすぎると、みぞおちやお腹が苦しくなり気分が悪くなるかもしれません。しかし、苦しくなるからと緩めに結ぶとすぐに着崩れてしまいます。腰紐などを締めるときは後ろでしっかりと引き締めましょう。腰紐や伊達締めは後ろで交差させるときにしっかりと引き締め、前は苦しくならない程度で結ぶと着崩れしません。

振袖を着たときの所作を覚えることも着崩れ対策の一つ

着崩れる原因には着付けや補正がありますが、着物を着たときの歩き方や動きで着崩れすることが少なくありません。振袖を着た時は、洋服のときよりも一つひとつの動作を小さくすることが大切です。歩き方は、やや内股で普段より一歩の歩幅を狭くして歩きましょう。大股で歩くと裾がはだけ着崩れてしまいます。階段では少し裾をあげて踏まないようにし、体を斜めにして上り下りしてください。
また、椅子に座るときは帯がつぶれないように浅く座り背筋を伸ばします。電車や車で座るときも浅く座るように注意しましょう。トイレでは着物、長襦袢、裾除けなどの肌着を一枚ずつ順番にあげていきます。一度にめくりあげてしまうと着崩れの原因になるため、注意してください。めくりあげた着物や襦袢を着物クリップなどで止めていくとスムーズです。用を足した後は逆の手順で丁寧に下ろしていくと着崩れません。

今回のまとめ

着崩れ対策には着付け時の補正や腰紐、伊達締めなどの締め方のコツが重要です。着物に合わせて体型を筒形に補正すると着崩れしにくくなります。また歩き方などの動作をゆっくり丁寧にすることで着崩れを防げるでしょう。ちょっとしたコツで着崩れを防ぎ、きれいな着姿をキープできます。着崩れ対策をしっかりして、美しい振袖姿を楽しんでみてください。

【参考URL】
https://www.studio-alice.co.jp/seijin/furiho/lose_shape/

初めての振袖、着崩れしないコツって?

【参考書籍】
コツがわかれば簡単!らくらく15分着付け/世界文化社

vol.171